2018-02-26 第196回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
○階分科員 もっと財政の状況について危機感を持っていただきたいと思ってこういう話をしているわけで、利払い費の数字も出さない、そして、ドーマー条件について、二〇二六年から発散の方向に行くのに、そのことについても余り危機感を示されないということで、私は驚くべきことだと思っています。
○階分科員 もっと財政の状況について危機感を持っていただきたいと思ってこういう話をしているわけで、利払い費の数字も出さない、そして、ドーマー条件について、二〇二六年から発散の方向に行くのに、そのことについても余り危機感を示されないということで、私は驚くべきことだと思っています。
そこで、四番目の質問は、名目GDP成長率が長期金利を下回る予想となっている、それが二〇二六年度以降そうなっているということで、いわゆるドーマー条件によると、名目GDP成長率が長期金利を下回るということは、債務残高の伸びの方がGDP成長の伸びを上回ってしまって、債務残高対GDP比がどんどん発散していく状況になりかねないということなんですね、仮にプライマリーバランス均衡を達成したとしても。
一つは、プライマリーバランスの名目GDP比を、赤字を減らしていって黒字化していくこと、それから、ドーマー条件というふうに言われますが、名目GDPの成長率が実際の国債の利回りよりも高くなる状態をつくり続ける、この二つであります。この二つを、どちらかないしは両方満たしていけば、長期債務残高の名目GDP比は横ばいから低下にいく、こういう話になります。
むしろ、財政健全化、プライマリーバランスないしはドーマー条件に沿った形で緩やかに改善の方向を続けていく、もちろん、その中で政府としては最大限の努力をする必要はあるかと思いますけれども、結果として二〇年度に赤字が残ったからといって、国債金利が急騰するとかそういったような話には決してならない、私はこういうふうに理解しております。
○玄葉委員 それと、先ほどお話を聞いていてちょっと気になったのは、経済再生シナリオで、ずっと表をお示しになられたんですけれども、ドーマー条件というのを提示されたわけです。
ドーマー条件と書いてございますけれども、名目成長率が長期金利より高いというこの条件が満たされるのであれば、プライマリーバランスを均衡すれば、あとは財政が徐々に改善の方向に向かっていく。そういう意味で非常に重要な条件でございますけれども、左の図表の右上のところに、我が国におけるドーマー条件の勝率が書いてございますが、ここはやはり、過去の例で見ると決して勝率は高いものではない。
えますと、いわゆるデュレーションマッチングということで長めの国債を買わなきゃいけないという状況になっていますし、そういうことを考えると、当然、一方で、最終的にはやはり財政の維持可能性だと思うんですけれども、いわゆる政府債務残高のGDP比を安定させるということからすると、今のところ政府が国際公約をしているプライマリーバランスの二〇二〇年までの黒字化と、いわゆる名目金利を、名目成長率を上回ると、いわゆるドーマー条件
○江田(憲)委員 与謝野・竹中論争ということで有名だったんですが、現実問題、プラクティスとしてこのドーマー条件をクリアしているのは、例えばオーストラリア、アメリカ、イギリス、スウェーデン、大体かつかつでクリアしているのはフランス、イタリアみたいな、大体四%名目成長なんですよ。
具体的には、ドーマー条件、名目成長率が長期金利よりも高い、これを満たしていれば、プライマリーバランスだけを均衡させれば自動的に財政収支は改善するわけでございますが、これを実は日本はほとんど歴史的に満たしてこなかった。 例えば、左のグラフの右上の部分に勝率がございますが、七一年からの四十年間では、ドーマー条件の勝率はわずか二五%しかない。
先ほど熊谷参考人からあった話は、ドーマー条件というのは、ネズミ講でも回せるのかどうなのかということがまさに経済学的に知られていることでありまして、ネズミ講式には回らないんだから、何かほどほどのところで財政収支を改善し財政健全化努力をするということがないと財政は持続可能でないですよということがドーマー条件、小難しく言うとそういう話になる、こういうことだろうと思います。それがまず一点であります。
名目成長率が四%以上になると、通常、長期金利よりも成長率の方が高くなりますので、ちょっと難しいんですが、公債のドーマー条件という、財政破綻をするかしないかの条件を財政破綻しない方向で満たすことになって、基本的には日本の財政は健全化します。 これは実は、戦前、高橋是清が行った金融財政政策の中で、彼らは、新たに発行した国債を日銀に買わせて、それで財政政策をどんと行ったんですね。
この国債残高の名目GDP比というのはどういうふうにして変化するかというのは、名目成長率が名目金利よりも高ければ、つまり四十五度線より上にあれば、名目成長率の方が名目金利より高ければ、国債残高の名目GDP比というのは長期的にはどこかあるところで収れんするという、それをドーマー条件という条件なんですけど、そういう数式があります。
ちょっとページを飛びまして五ページ目になりますけれども、今、岩田先生が言われたことは非常に重要なテーマでございまして、結局、経済成長率と金利との関係でどうやってそのドーマー条件を達成していくかということがございます。
そうすると、税収も上がりませんし、ドーマー条件という先ほどのも満たさないために、これは破綻の道なんですよ。ですから、市場が日本はデフレは脱却できないんだと思えば確かに破綻の道だと思います。それからもう一つ、デフレ脱却しても財政規律がうまくいかないで、日本はどんなことがあっても民主主義経済で、ポピュリズムで、増税というのはどんなときにもできないと、つまり、ある程度インフレになってもですね。
これは難しいということは当然お分かりだと思いますけれども、要は、だから経済成長だけで財政再建をすることは相当難しいということになりますので、結局何が重要かといいますと、この最初のドーマー条件の第一項、基礎的財政収支を黒字化するしかないということになります。
あとは、三先生に共通の御質問をさせていただきたいんですが、最初に小黒先生の方から分かりやすいお話があったように、このドーマー条件というようなものを満たすために、ある意味ではこれから成長率というものを高めていかなければいけない。この金利と成長率の論争というのは以前の、あれは小泉内閣のころからずっとあった議論だと思います。
ただ、要点だけちょっと簡単に説明させていただきたいんですけれども、このスライドにありますように、ドーマー条件のところでよく出てくるリフレ論の重要なポイントとしましては、基礎的財政収支の中にある、これは歳出と歳入に分解した場合に、その歳入の部分で、ちょっと細かい専門的な話になって恐縮ですけれども、税収弾性値というのがあります。
ドーマー条件というのがありますよね。要するに、名目の経済成長率が名目の金利より高くなれば財政は健全化するというドーマー条件というのがあるじゃありませんか。経済をいかに成長させるかということを絞らなければいけないんですよ。健全化じゃありませんよ。 じゃ、大臣、どうですか。
もうドーマー条件を御説明いただいたので私は繰り返しませんけれども、財政を健全化するためにはプライマリーバランスを黒字化することと、成長率が長期金利よりも高い状態を作ることが必要なんです。つまり、これは目標なんです。